最近、テレビで帯状疱疹ワクチンが取り上げられており、かなり周知され始めているようです。
帯状疱疹に対するワクチンには、ビケン(生ワクチン)とシングリックス(サブユニットワクチン)の2種類があります。
ワクチンを接種したいけど、どちらを打ったら良いのか迷っていませんか?
いくつかポイントを絞って簡潔にお話します。
帯状疱疹に対するワクチンの接種回数と価格
ビケンは1回接種、シングリックスは2回接種(2~6ヶ月間隔)が必要です。
価格は、ビケンよりシングリックスのほうが高額になっています。
どちらも保険外診療となります。
帯状疱疹に対するワクチンの効果
結論から言いますと、シングリックスのほうが、帯状疱疹発症予防(ビケンで約50%、シングリックスで90%以上の予防効果)や、帯状疱疹後神経痛予防に関して高い効果が期待でき、さらに長期間で効果が保たれます。
シングリックスの有効期間は少なくとも10年はあると言われています。
以上のことは予防医学的には、かなり重要なポイントです。
帯状疱疹に対するワクチンを投与するうえでの注意事項
ビケンにおいては、免疫抑制状態の患者様には投与できません。
免疫抑制状態の患者様と言うのは、抗がん剤治療や、免疫抑制剤での治療されている方のことを言います。
シングリックスにおいては、上記の患者様への投与も可能です。
帯状疱疹は免疫低下をきっかけに発症する病気なので、そのような方にこそワクチン接種が必要と考えます。
私は、これまで帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛で悩んでいる患者様を多く診療してきましたので、予防効果を第1優先に考え、スキンクリニックKではシングリックスのみ対応させていただいています。
価格は1回につき22,000円(税込)ですので、2回接種で合計44.000円(税込)となります。
接種毎でのお支払いとなっております。
せっかく予防接種を打つからには、予防効果が高く、効果持続期間が長い方を選択することをお勧めします。
その他の詳細につきましては、医師にご相談ください。
ご検討よろしくお願い致します。
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